Red panther   木村英輝




木村英輝さんは1942年大阪府生まれ
京都の堀川高校を卒業後、京都市立美術大学図案科に進まれ
卒業後はそのまま講師として残られました。

1960年代後半、70年安保の前夜 全共闘時代
当時の教え子の中に
日産Be-1などをヒットさせたコンセプター坂井直樹さん
三宅一生のテキスタイルデザイナーとして活躍する皆川魔鬼子さん
洋画家で京都芸術大学教授の鶴田憲次さんがおられ
彼らと「文化的な革命をしよう」と
京都会館で日本初のロックフェスティバル「TOO MUCH」を企画。
このコンサートの成功でロックフェスティバルのわかる
日本でただ一人の男だと海外で評価され、
美大講師から日本初のロックプロデューサーへ。


その後は日比谷野外音楽堂で内田裕也さんなどとロックコンサート、
京大西部講堂でロックイベント「モジョ・ウエスト」で
「伝説」「まぼろし」とされたロックバンド「村八分」や
ロック界の超大物フランク・ザッパのコンサートをプロデュース、
円山野外音楽堂でワールドロックフェスティバルも手がけられました。
70年代後半から80年代は広告やポスターのデザインを含めたコンセプチュアルデザイナーや
いろいろなイベントの「仕掛け人」として活躍。

しかし60歳を目前に無性に絵を描きたくなったと
プロデューサーという人生に読点をつけ絵師の世界へ。
教え子であり友でもあるグッドニューの社長平川容豊さんが
洛北八瀬に新社屋を移転、そこに壁画をと依頼を受け
壁画第一号となる「犀のファミリー(Rhino Family)」を描かれました。
これを機に壁画・襖絵など三十点以上もの作品を描かれています。
 





木村英輝さん書籍

「生きる儘 自然の成りゆき」
「Ki-yan Kyoto -もうひとつの京都探訪」



木村英輝さんホームページ



Red Pantherが完成するまで

下書き




ゴールドで縁取り


色づけ


完成